那須大八郎と鶴富姫の悲恋の舞台。大きく太い材料を使用した椎葉独特の型式で建てられており、建設技術から約300年前と推察されています。国指定重要文化財。
国指定重要文化財
那須家住宅、昭和31年国指定重要文化財。
一列型平面型式を有し、家屋前面に縁を横一列に長く配置しています。平地が少なく傾斜をうまく利用するために考えられた知恵といえます。
家の長さは、25.09m、奥行き8.64mもあり、小屋組みは又首(さす)を組み合わせています。
屋根は寄棟づくりで棟飾りとして九本の千木(ちぎ)が組まれています。
指定当時は茅葺(かやぶき)でしたが、昭和38年から火災防止のため銅板葺きに変更しました。
藤原期の寝殿造り
部屋には「コザ」(神仏を祭る神聖な場所で、昔女子は不浄なものと考えられ立ち入りができませんでした)や、「デイ」(一番広い部屋で客間として用いられ冠婚葬祭などの行事も行いました)、「ツボネ」(寝室、夫婦の部屋で、お産の部屋にもなりました)、「ウチネ」(茶の間)と呼ばれる四室と、「ドジ」と呼ばれる土間に雑穀をつく空臼と大小の石造りのかまどがあります。部屋の背面は、戸棚を造り付けにし、開口部が全くないのが特徴的です。
所在地 | 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1818 |
---|---|
お問い合わせ先 | 0982-67-3139(椎葉村観光協会) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年末年始(12月28日〜1月3日) |
料金 | 大人200円 小人100円 |
公式ホームページ | https://www.shiibakanko.jp/tourism/spot/spot1 |
この記事へのコメントはありません。